PROJECT
35歳REALあるある!
「福祉」を自分ごとに
福祉がまだ身近に感じられていない20代、30代。突然、病気やケガで働けなくなったり、親に介護が必要になったり。そんな問題は人生のステージ、ステージで突然降りかかってくるかもしれません。いつかは向き合わなければいけないけど、まだ隣に置いている。そんな問題が目の前に降りかかってくる前に、自分事として考えることができたら、私たちの世界はちょっと変わるかもしれません。35歳REALあるある!は、そんな課題を解決するために取り組んだプロジェクトです。
モヤモヤを目の前に
日常の暮らしの中で、福祉はそんなに身近なものではありません。でも、子供や親のこと、結婚や仕事、住まい、健康・・・。考えれば考えるほど、「福祉」というテーマはどんどん広がっていきました。そこから見えてきたのは「福祉」は、本当は身近で私たちの暮らしのそばにあるものではないかということ。そこで着目したのが、誰もが暮らしの中で抱えている将来への不安「モヤモヤ」です。人生における「モヤモヤ」はまさに福祉課題だったからです。そんな「モヤモヤ」を題材とし、身近にある「福祉課題」を考えることから始めました。
2013年秋から半年間かけて実施した「35歳REALあるある!」ファーストシーズンでは、30代、40代、50代と世代を追いながら、起こり得る不安をテーマに掲げ、そのテーマに対してちょっと進んで実践している施設への見学や、課題に取り組んでいる人の話を聞くなどのプログラムを展開していきました。
「モヤモヤ」を「あるある」へ
見学ツアーとワークショップの開催を通して、「モヤモヤ」を目の前において少し向き合ってみると、知識が得られたり、さまざまな情報が集まってきたり。なんだかわからなかった「モヤモヤ」が、いつしか自分により身近なこと「あるある」へと変化していきました。隣に置いていたものを自分事にする大きなきっかけづくりとなったのです。「35歳REALあるある!」は、知ること、考えることが、将来の選択肢を広げ、いつか困ったときの備えとなる。そんな自分の便利帳をつくることを目的としたプログラムです。
DATA
発注者
自主事業
担当者
小山、林、村岡、渡辺、木嶋