PROJECT

地域の魅力発信
大阪府

水都大阪フェス

水都大阪フェス

多様な主体が生み出す水辺の楽しさ

水都大阪2009を経て、2011年から開催された「水都大阪フェス」。毎年、大阪府内で活躍する団体や企業、そして府民市民が水辺空間を積極的に使いこなし、水都大阪の魅力を生み出してきました。水都大阪フェス2011では、大阪府内で活躍する17の団体が水辺の楽しさを生み出すプログラムを展開。また、公募で集まった35名のレポーターが養成講座を受講し、その後準備段階からイベントの魅力を取材、発信しました。4つのチームにわかれた120名のサポーターたちは、ミーティングやリハーサル、事前準備など、準備段階からイベントに参加し、会期中にはプログラムの運営や来場者のおもてなし、会場運営のサポートを力強く担いました。

みんなのやってみたいが実現

翌年の水都大阪フェス2012においては、イベントで実施するプログラムを公募しました。その応募者の中には、昨年サポーターやレポーターとして活躍したメンバーも多く見られ、フェスを経て、来場者からサポーターへ、サポーターからプログラムのプレーヤー(実施者)へ、という良質な「ステップアップ」が起こっていることが感じられました。また、水辺を楽しくするアイデアを募集する企画では、川に臨むブランコ「水辺のブランコ」や自転車による移動式案内所「ミツバチインフォメーション」など、みんなの「やってみたい」想いが、さまざまな主体との連携を経て実現していきました。

継続する水辺の使いこなし

2013年に入ると、水と光のまちづくりを推進する民間事業者として「一般社団法人水都大阪パートナーズ」が設立され、府民市民や地域、各種団体との協働のもと、水都大阪フェス2013が開催されました。中之島西端の中之島GATEが会場に加わるとともに、サポーターメンバーによる自主企画も増え、水辺の使いこなしが多様化していきました。2014年からは、これまでの取り組みを日常的な動きにつなげるため、「水の都の夕涼み」という新たな形態でのイベントを開催。2015年には、中之島GATEに、日本各地の漁港から届いた魚が一年中楽しめる魚のテーマパーク「中之島漁港」もオープンしました。このように、イベントから日常へと、水都大阪のにぎわいが広がりつつあるのです。

DATA

発注者

担当者

PL:醍醐
PM:曽根田