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津島市地方創生ウォーカブル事業

津島市地方創生ウォーカブル事業

ウォーカブルなまちをつくる

津島市は県西部に位置し、津島神社や尾張津島天王祭などが有名なまちです。古い町並みが残るエリアもあるものの、車が主な移動手段のためまちを歩く人はあまりいないのが現状です。そのような中で、健康推進課が主体となって、歩きたくなるまちをつくるプロジェクトがスタートしました。まずは関係者へのヒアリングやマラソン大会でのアンケート調査を実施しました。歩く以外に目的がないと従来のウォーキングになってしまう、子どもたちが発明する機会をつくりたいなど、さまざまな意見が集まりました。そこで、今回は歩くだけではなく、歩く可能性を広げた楽しく身体を動かすアイデアを市民が考え、市民が広めていく機会をつくることにしました。

アイデア勉強会からコンテストへ

楽しく身体を動かすアイデアを考える勉強会を開催しました。盆踊りを広める活動をしている方をゲストに招いてみんなで踊ってみたり、図書館で絵本から身体を動かすアイデアを考えたりしました。そして実際にやってみる時間をつくり、「勉強会に来るとみんなで楽しく身体を動かせる!」ようにしました。
2023年8月には楽しく身体を動かすアイデアを広く市民から募集する「これってステップ?!コンテスト」を市内のショッピングセンターを会場に開催しました。音楽に合わせてダンスをするチームやバランスボールのインストラクターの方などの応募もあった中で、小学生が考えてくれた「あっち向いてホイ!」ならぬ「あっちいってこい!」とジャンケンに勝った方が指し示す方向に走っていくというアイデアや、大きく肩をまわしながらパソコンのキーボードを打つ「クロールタイピング」、紙に書かれた文字を全身を使ってなぞる「エア書道」など独自性の高いアイデアの応募もありました。審査員も来場者も一緒になって身体を動かし、楽しいコンテストになりました。

市民のアイデアを活用した展開

コンテストに応募のあったアイデアを多くの市民に体験してもらう機会をつくろうと、10月には「これってステップ?!フェスタ」を開催しました。天王川公園を会場に2日間にわたってたくさんの市民にアイデアを体験してもらうことができました。ウォーカブルなまちづくりに向けて、今回生まれた楽しく身体を動かすアイデアができる場所や市民おすすめのスポットがわかるウォーキングマップの作成や、市民目線で歩きたくなるまちのガイドラインの検討も進めていきます。

DATA

発注者

津島市

担当者

太田、林、中川、内海