PROJECT

人材育成
大阪府

河内長野市 「人づくりから始まるまちづくり」

河内長野市 「人づくりから始まるまちづくり」

地域に飛び出す自治体職員

全国でも積極的に地域に飛び出す自治体職員が増えています。大阪府河内長野市では「まちづくり協議会」が組織され、地域の課題解決に向けて、市民や団体など多様な担い手が参加し、それぞれの特性を活かしながら主体的に活動しています。そして、この活動を支援するのが地域サポーターと呼ばれる市職員です。地域サポーターは小学校区ごとの担当に別れ、行事や会議運営等のサポートを行っています。また各課には協働事業推進員が配置され、担当課の専門性を活かした協働事業を推進しています。

技術向上にむけた職員研修の実施

市ではこれからを担う若手市役所職員が、自分の力で地域の課題をみつけ、市民とともに解決していけるように若手職員を対象とした研修を実施することに。studio-L では2011年から職員研修プログラムを支援しました。2011、2012年度の研修では、ワークショップの基本や技術の習得、市職員の立場から課題を解決するための企画を考えるプログラムを実施。2013年度は、市内の各小学校区に1名から3名、配置された地域サポーター職員に向けて、課題発見やヒアリングの習得などより具体的な技術向上をテーマとした研修を行いました。

地域サポーターを知り、庁内横断的なつながりをつくる

2014年度は、地域を担う地域サポーターの枠をより若手に拡大し、将来に向けた環境を整備すべく地域サポーターと新規採用職員を対象として研修を実施しました。地域の課題を解決する具体的なアイデアをチームで検討、プロジェクト案を発表しました。この研修を通じて形成されたチームが、地域での具体的なプロジェクトに向けて始動できるよう、横断的な組織づくりに重点を置いた研修となりました。2015年度からは、市が研修を運営。若手市職員がまち歩きを通じて河内長野のまちへ飛び出しています。

DATA

発注者

河内長野市

担当者

村岡、林、太田