PROJECT

計画策定
徳島県

つるぎ町総合振興計画

つるぎ町総合振興計画

「将来にわたって住み続けたい町」を目指す

徳島県の北西に位置するつるぎ町は、平成17年3月に一宇村と貞光町、半田町が合併して誕生しました。標高1955mで西日本第2位の高さを誇り、四国の屋根と呼ばれる剣山を始めとする豊かな自然と、山頂近くまで小さな集落が点在する山間部の、傾斜地に張り付くように建てられた民家や農地などの独特の景観。そして吉野川沿いに広がるまちなかには、全国的にもめずらしい二層うだつの町並みが残り、半田そうめんなどの独自に栄えた文化、産業が特徴です。人口は約1万人で、少子高齢化や過疎化の進行などの課題を抱えています。
平成27年度に完成する「第2次つるぎ町総合振興計画」の策定では、「将来にわたって住み続けたい町」を町民と行政が協働して目指していく方針が掲げられました。

町の担い手の育成と仕組みづくり

第2次つるぎ町総合振興計画では、町の担い手となる人材育成と、計画に基づく取組みへとつなげる仕組みづくりを進めています。計画策定の取り組みとして、つるぎ町内の183ある集落のうち、山間部の約120の集落を40歳以下の若手職員チーム(9チーム)で手分けして実際に訪ねるフィールドワーク調査を実施しました。集落の日常生活や生活者の考え方などを住民にインタビューし、地域資源の発掘や、集落の課題を抽出しています。そして、まちなかでは地域住民の皆さんと共に課題と取組みについて検討する住民ワークショップを実施し、行政と地域住民が対話を重ねながら、計画づくりを進めています。

地域住民と行政が協働で計画をデザインする

今回の計画策定のポイントは、住民と行政が対話を重ねながら協働で進めていくこと。町が抱える課題に対し、住民と行政が協働して取り組むべきことを明らかにしながら、計画をデザインしていきます。まちなかでの交流拠点づくりなど、住民による取り組みも始まりました。まちづくりについて話し合う場をつくり、「将来にわたって住み続けたい町」をみんなでつくっていきます。

DATA

発注者

つるぎ町

担当者

神庭、林、渡辺