PROJECT
長崎県東彼杵町まちづくり計画
10年後も『今のままでいい』と言えるまちへ
長崎県東彼杵町では、2014年から今後10年間の町運営の指針となる第5次総合計画を策定しました。第5次東彼杵町総合計画は、公募等による町民と役場の職員を合わせた約50名で構成された「東彼杵町まちづくり会議」におけるワークショップで出された意見や提案が計画に反映されたものとなっています。
総合計画のテーマは【今を未来へ~10年後も『今のままでいい』と言えるまちへ~】を掲げました。東彼杵町では「今がいい」と思う部分をマイナスにしないように、満足している部分を維持できるように取り組むための計画であることが第5次東彼杵町総合計画の特徴です。一方で、まだまだ『今のままでいい』と言えない部分も多くあります。その部分は、早く『今のままでいい』と言えるようになれることを目指します。時代の潮流が変わっていくほど『今のままでいい』を維持することはとても難しいです。『今のままでいい』は何も変化しなくていいというわけではなく、その時代の流れに合わせた上で、自分達で試行錯誤していかないと、10年後も『今のままでいい』と言い続けられる町に維持していく事は相当難しいです。
町民が主体的に関わるきっかけ
第5次東彼杵町総合計画においては、総合計画本編に加え、町民一人ひとりが主体的にまちづくりに関わるきっかけとして「東彼杵町総合計画 別冊」をまとめています。別冊では、町で既に取り組み始めている人を紹介し、その人たちにつながることを呼びかけることを目的としています。すでに何らかのかたちで町や暮らしのための行動を始めている人(先人)を紹介し、その活動内容や考えを改めてインフォメーションすると同時に、先人たちからの「つながってみませんか?」メッセージを町民の皆さんに届けて、新たなつながりを喚起することを目指しています。別冊に掲載された先人たちからの「つながってみませんか?」の呼びかけに応じて「これなら私もできるかもしれない」と思うことがあれば、積極的につながれるきっかけをつくれる冊子となっています。
DATA
発注者
長崎県東彼杵町
担当者
西上