PROJECT

パークマネジメント
大阪府

泉佐野丘陵緑地パークマネジメント支援

泉佐野丘陵緑地パークマネジメント支援

泉佐野丘陵緑地

平成26年8月30日、19番目の大阪府営公園である泉佐野丘陵緑地が開園しました。この公園は「景観や環境を大切にする」「地域の人や企業と一緒につくる」「いつまでもつくり続ける」という「3つのたいせつ」を掲げ、開園前から府民と行政が協働してつくる公園として計画されました。今回開園したのは一部区域であり、開園後の現在も協働による公園づくりが続いています。また、企業から総額2億円相当の資機材等の支援をいただいているという点もこの公園の大きな特徴です。

参画手法の具体化

studio-Lがこの公園のパークマネジメントに携わったのは、基本計画が立案された直後からです。基本計画に示された府民参画型の公園をつくるために、空間イメージや府民参画手法を検討する体制が必要でした。そこで、学識経験者やボランティア、行政等の公園関係者が協議する場として「運営会議」というプラットフォームを立ち上げ、毎年6回の会議を実施しています。運営会議では、公園のハード整備の検討だけでなく、ソフト整備においても、パークマネジメントの組織形態や公園内で活動するボランティアの育成等の検討を進めています。

公園ボランティアの育成

2009年から公園ボランティアを育成する「パークレンジャー養成講座」を始めています。studio-Lは、この講座の企画や運営、その後の支援に携わっています。養成講座は、公園づくりに必要な知識や技術が習得できるよう、植生調査、竹林の間伐体験、ゾーニング等の知識・技術を学ぶ内容となっています。また、受講生同士の関係性づくりを行い、高い参画意識を持つチームづくりを行うことにも取り組んでいます。

毎年、この養成講座を10~20名の方が修了し、現在、約100名の方々が「泉佐野丘陵緑地パーククラブ」として公園内で活動するまでになりました。studio-Lでは、平成27年現在も公園ボランティアの育成に取り組むとともに、パーククラブに対しても、活動の支援、運営会議や大阪府との連絡調整を行っています。

DATA

発注者

泉佐野市役所

主な協働者

  • (株)エス・イー・エヌ環境計画室(2007年度)
  • 社団法人大阪府公園・都市緑化協会(2008年度〜)

担当者

PL:神庭、西上、渡辺