PROJECT

文化芸術・伝統芸能 / 施設・空間利用
広島県

住民参画型文化施設活用プロジェクト

住民参画型文化施設活用プロジェクト

文化や芸術を通してつながる

広島県では廿日市市、府中市、世羅町にある3つの公共文化施設をモデル施設として、地域住民が施設管理者と一緒に文化芸術事業を企画し、施設活用を進める取り組みをスタートさせました。
開催3施設それぞれの地域資源や課題、今後利用して欲しい市民像などをふまえ、地域の文化や伝統、暮らしを楽しくする音楽・演劇・映像・デザイン・アートなど、地域住民や市民活動団体が「やってみたい」テーマで企画をつくり、実施に向けて準備を進めます。2年間で3回の実施を繰り返し、育てていくことで文化施設と住民のネットワークを構築し、事業の継続的な実施を目指します。

文化施設と住民が協働してつくる新たな文化芸術事業

施設規模、運営体制、地域課題など全く違う3施設が対象となったことで、さまざまな文化芸術事業が企画されました。
廿日市市では高校生が企画会議に参加し、これまでになかった合同文化祭を企画。世羅町では中高生の「やってみたい」を大人が支援しながら実現させる手づくり芸術祭を開催しました。府中市はコロナ禍で活動の自粛、縮小していた伝統文化である和太鼓の団体の交流や活動再開支援につなげたイベントや、施設まるごと使ってさまざまな文化芸術活動に触れたり、ペットと来場できるイベントを開催しました。すでに施設の自主事業として継続実施をしている取り組みもあり、今後新たな取り組みが生まれやすい仕組みづくりと他施設への展開を目指したツールづくりに取り組んでいます。

DATA

発注者

広島県

担当者

西上、出野、洪、山本