PROJECT

計画策定
鳥取県

第7次智頭町総合計画策定

第7次智頭町総合計画策定

一人ひとりの人生とまちの計画

総合計画は地方自治体がさまざまな活動を行う上で基盤となる計画であり、長期的なまちづくりの方針や将来像、その実現の手段などを総合的、体系的に示すものです。そのため、分野や各担当課ごとに整理されたものが多くなります。しかしながら、まちづくりは行政だけで進めていくものではなく、総合計画を広く一般の住民に知っていただき、まちが目指すビジョンを共有することが求められます。 第7次智頭町総合計画では、生まれてから最後の日まで、どの年代に関連するものなのか、各事業を関連付けて整理したライフイベントマップを作成しました。そして、それにより導き出した6つ視点(①健康②家族③学び④仕事⑤仲間づくり⑥環境整備)を軸に計画をまとめていきました。町民のライフイベントと施策を関連づけることで、分野ごとではわかりにくかった計画を身近なものとして捉えられるように工夫したのです。

智頭町の地図帖

計画づくりの取り組みでは、智頭町で暮らすたくさんの人に参加いただき、みんなで智頭町のこれからを話し合っていきました。特に役場の若手職員で構成した策定委員のみなさんと何度も策定委員会を重ね、町民ヒアリングやワークショップの企画・運営など、計画づくりを一緒に進めていきました。そうして策定した総合計画をよりわかりやすく町民に波及させていくためのツールとして、町民のみなさんが、総合計画で掲げた目標を実現するための手助けとなる材料を地図帖のスタイルにまとめた副読本「智頭町の地図帖」を作成しました。さまざまな場面で町民と行政がよりよい関係をつくることを目指しています。

ふらっとchizuの取り組み

総合計画策定後、その計画を実践しながら町全体へと波及させていく取り組みとして、ヒアリングやワークショップで多く意見が上がった交流の場づくりを実践しています。町内の若手が、楽しく、お互いを信頼してフラットにつながり、本音で話せる場「ふらっとchizu」。その運営事務局を智頭町地域おこし協力隊「いちづ」の有志で担い、企画・運営しています。上下関係や地域、組織を超えて未来のまちづくりを担える次世代リーダーを発掘、育成できる集いの場、学びや関係性が醸成されるような柔軟で魅了的な運営を目指しています。

DATA

発注者

智頭町

担当者

林、厚毛