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ソーシャルデザイン
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ロイダッツチャリティショップ

ロイダッツチャリティショップ

ロイダッツチャリティショップ

あなたのいらないものが誰かの力になる

ロイダッツチャリティショップは、studio-Lが運営する社会貢献型のショッピングを体験できるアートプロジェクトです。
チャリティショップは市民や団体、企業から寄付された物品をボランティアの協力を得て販売し、その利益を社会課題の解決のための資金とするイギリス発祥の社会貢献店舗です。周辺地域から集まる寄付品を販売するため、その土地の地域性が商品に色濃く反映されるのも特徴の一つです。プロジェクトに共感してくれた人たちと対話を繰り返し、一緒に活動しながら、さまざまな関わり合いと人とのつながりが生まれるようなチャリティショップ文化を広げたいと考えています。
ロイダッツチャリティショップで得られた売上の75%は、がんに影響を受けるすべての人を支援している「認定NPO法人マギーズ東京」などへ寄付し、25%はリペアやアップサイクルプログラムの提供などに充てています。

課題を解決し、可能性を広げるため

現在では欧米のさまざまな団体がチャリティショップを運営していますが、日本およびアジアではあまり知られていません。欧米のチャリティショップでは、さまざまな状況によって就職が難しい人に対する就労支援の場や語学を習得したい留学生を支援する場として機能しています。また、廉価な商品を購入できることから、低所得者などの経済的支援をはじめ、日本文化に触れたい外国人との文化交流の場としても活用されることが期待されます。こうした一連のサイクルを通じて環境問題に貢献することもできます。

これまでとこれから

2019年より千代田区番町・外神田・丸の内に回収ボックスを設置し、千代田区の小学生たちと一緒に分類し、値段をつけ、こども店長として屋台型ポップアップショップで販売しました。2020年は、九段ハウスやGOOD DESIGN Marunouchiなどでも回収・販売・アップサイクルワークショップを実施しました。2021年は、東京ビエンナーレ2020/2021に出展し、日本コパック株式会社や株式会社日建設計NADと協働し、不要になった衣類の循環を体現した会場をつくりあげるとともに、あべのハルカス近鉄本店における縁活とのコラボレーション企画では淀川キリスト教病院こどもホスピスへの寄付が実現しました。

新しい取り組み

現在はアーティストやデザイナーの感性を活かしたショップづくりや服のリメイク、来店者とともに楽しむアップサイクルのワークショップやチャリティレクチャーなど、人々が楽しみながら関わることのできるプログラムを実施しています。2023年は、子どもたちがチャリティショップの仕組みを学びながら仕分けや値付け、販売、売上の寄付までを体験するこども店長ワークショップや、アイテムをスーツケース詰めて全国各地を回るポップアップショップ、既存の店舗ディスプレイを改良するチャリティショップのリデザインに取り組みました。
関わるさまざまな人のやってみたい気持ち応援することを第一に、コミュニティデザインの手法を活かしながら、小さなアクションの積み重ねがソーシャルでエコな未来をつくっていくことを期待しています。

DATA

発注者

ー (自主事業)

担当者

渡邊、西上、出野、洪、藤山、本間、平澤